低金利が魅力のじぶん銀行住宅ローン
じぶん銀行住宅ローンの最大のメリットが「低金利」です。特に変動金利0.410%%は他行と比べて低い部類に入ります。
ここではじぶん銀行住宅ローンの金利について解説します。
じぶん銀行住宅ローンの金利
じぶん銀行住宅ローンの金利は下記のようになっています(2021年1月現在)。
全体的に低い金利になっていますが、特に変動金利の低さが目立ちます。
金利タイプ | 全期間引下げ | 当初期間引下げ | 基準金利(参考) | ||
---|---|---|---|---|---|
金利 | 引下幅 | 金利 | 当初期間引下幅 | ||
変動 | 0.410% | -1.931% | 2.341% | ||
2年固定 | 1.540% | -0.910% | 0.460% | -1.990% | 2.450% |
3年固定 | 1.520% | -0.940% | 0.580% | -1.880% | 2.460% |
5年固定 | 1.500% | -0.970% | 0.610% | -1.860% | 2.470% |
10年固定 | 1.480% | -1.080% | 0.530% | -2.030% | 2.560% |
15年固定 | 1.640% | -1.040% | 0.905% | -1.775% | 2.680% |
20年固定 | 1.730% | -1.080% | 1.034% | -1.776% | 2.810% |
30年固定 | 1.990% | -1.120% | 1.395% | -1.715% | 3.110% |
35年固定 | 2.070% | -1.150% | 1.413% | -1.807% | 3.220% |
変動金利以外では「当初期間引下げ」タイプの「当初10年固定」の金利は低くなっています。逆に「当初30年固定」や「当初35年固定」などは他行の方が低いので、長く金利を固定したい場合には、じぶん銀行住宅ローンは向かないと考えられます。
※住宅ローンの金利には「基準金利」(表の右端)が定められています。これはいわば「定価」の金利のこと。ここから金利の引下げを受けて実際に使われる金利(適用金利)が決まります。住宅ローンの比較が複雑になる1つの要因がこの「引下げ」に2つの種類がある点。「全期間引下げ」というのは返済の最初から最後までその引下幅が使われるタイプで引下幅は小さくなります。「当初期間引下げ」というのは引下幅が大きくなる一方、その大きな引下げは当初期間のみ(当初5年固定なら当初5年間のみ、当初2年固定なら当初2年間のみ)となります。
じぶん銀行住宅ローンがどれくらいお得か(変動金利の比較)
大手都市銀行の変動金利は0.625%なのに対し、じぶん銀行住宅ローンの「変動金利」は0.410%%と低いです(2021年1月現在)。これがどれくらい有利なのか比べてみます。3,000万円の住宅ローンを返済期間35年、元利均等返済とした場合の返済額を比較すると以下のようになります。じぶん銀行住宅ローンの方が大手都市銀行と比べて、毎月返済額で1,700円、総返済額では約72万円、お得になることがわかります。
金利0.625%の場合 (大手都市銀行の変動金利) |
金利0.410%%の場合 (じぶん銀行の変動金利) |
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毎月返済額 | 79,544円 | 毎月返済額 | 77,835円 |
35年の総返済額 | 3,341万円 | 35年の総返済額 | 3,341万円 |
毎月返済額では約1,700円の得 | |||
総返済額では約72万円の得 |
手数料2.16%がデメリットも、保証料0は嬉しいメリット
じぶん銀行住宅ローンは金利が低いというのがメリットの1つになりますが、デメリットを強いて挙げるとするならば「融資事務手数料の高さ」が上げられます。大手都市銀行等では手数料が32,400円と低いところが多いのに対し、じぶん銀行は住宅ローン金額の2.16%の手数料が必要です。3,000万円の住宅ローンを借りる場合、648,000円の手数料になるということで、大手都市銀行の32,400円と比べて高くなってしまいます。
ただ、じぶん銀行は「保証料0円」というメリットもあります。大手都市銀行では保証料が必要で、住宅ローン金額の2%程度(3,000万円の住宅ローンを借りる場合は約60万円)と高額になります。結局じぶん銀行住宅ローンは事務手数料が高い反面、保証料が低い(0円)ということもあり、手数料と保証料2つを総合的に比較すると他行とあまり差がなく、つまり金利の低いじぶん銀行が有利になることが多いということが言えるでしょう。
以下は3,000万円の住宅ローンを、返済期間35年(元利均等返済)で借りた場合の大手都市銀行とじぶん銀行の比較です。住宅ローンの総返済額だけでなく、手数料や保証料を加味して比較しています。手数料や保証料等を考慮に入れてもじぶん銀行の方が有利になっていることがわかります。
大手都市銀行 | じぶん銀行 | |
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金利 | 0.625% | 0.410%% |
35年総返済額(A) | 3,341万円 | 3,269万円 |
融資事務手数料(B) | 32,400円 | 648,000円 |
保証料(C) | 約60万円 | 0円 |
35年総返済額(A+B+C) | 約3,404万円 | 約3,334万円 |
まとめ
じぶん銀行住宅ローンの最大の魅力が「金利が低い」ことにあります。特に、変動金利や当初10年固定金利などは他行と比べて低い部類に入ります。住宅ローンを検討している人はじぶん銀行住宅ローンを1つの選択肢として検討してみるとよいでしょう。