フラット35と返済期間の確認
フラット35を選択するときは、返済期間が年齢や「親子リレー」のような状況によって変動があるので、どのような方法がもっとも有利になるのか事前に確認しておくようにするとよいでしょう。また、夫婦で共働きをしているケースや収入合算が可能であるケース、親子リレーの対象となる場合などによっても、算定基準が変わってきます。概要は表9に記載されたように、フラット35は80歳までが対象となるので、定年退職後の65歳の人の場合であれば、最長14年までしか融資を受けられない計算になります。
そのため、親子リレーなどを使うことによって、ある程度、借り受け出来る総額を底上げすることによって、頭金などの負担を少なくすることが可能であるほか、銀行に対する信用を高くすることで、融資の審査をスムーズに通過するなどの狙いをもつことも可能となってきます。
また、返済年数によっても25年から35年では100万円から300万円以上も開きがあることがよくみられることでもあるので、長期を選択して前倒しで返済しても手数料がかからないフラット35を選択する場合には、非常に有利な選択肢の一つとして考えることができます。
表1 フラット35の返済期間は?
- フラット35は基本的に20年以上で35年以下が対象となる
- 返済対象となるのは80歳までの年齢となる
▼(特別なケース)