限定的な固定金利とフラット35の選択

フラット35は、借り入れ期間中、固定金利を採用していますが、一般的な住宅ローンであっても、一定期間だけ固定金利として、その後変動金利とする方法があります。この場合、フラット35に比べて、当然、将来的な変動金利のリスクはありますが、基金部分がある程度、返済されているので、元本に対する、月々の支払い額の増額のリスクは通常の変動金利制と比較しても少ないといえます。

下記の表3の(A~D)は、変動金利を比較したときの上昇率と元金部分の支払いの増減、借入金に対する支払いの状況について示したものです。金利の元本については、分かりやすく理想的な表記にしていますが、実際には元本は通常通りローンを支払い続ければ、若干の減少がみられますが、分かりやすくするために、割愛しています。

各表を比較すると、固定金利の期間が長ければ、当然ながら住宅ローンで優遇されている金利も減少してしまうため、結果的にフラット35で借りうけをした場合と、それほど大きく違いが発生しないことになってしまいます。どちらがより、有利な選択が可能であるのか、長期的にフラット35のローンで支払った状況と合わせて比較して差額分を許容できるリスクなのかを検討するとよいでしょう。

▼表3 借入金1000万円、35年返済、元利均等の5年後の残高と返済額