フラット35で各銀行の段階金利で比較した場合

フラット35では固定金利の中でも「段階金利」を採用して融資を受けることができるローン形式があります。この場合、もっとも元本が多く、金利が高いときに金利上の優遇を受けられることは、総額の支払いの負担を大きく減らすことにつながるので、「変動金利」のリスクはとりたくないものの、支払い総額の負担を少しでも減らしたいという人にとっては、有利な条件となります。

具体的には、主に初期の10年間だけ、固定金利としたうえで、その後、段階的に金利を引き上げる一方、予定通り債務者が債権を支払っている限り、初期の金利上の優遇措置を受けられるため、元本に対する金利の負担を10年間で十分に減らすことができるというものです。特に、初期の10年間で「内金」としてある程度の金額を入金できる人にとっては、有利となる条件は大きいといえます。

表18から比較するとA~Dの四金融機関では初期の1年目から10年目で金利上の優遇措置を設けているため、負担は大きく減らせるように見えます。ただし、全期間の段階として支払う金利によって、負担している金額に差が発生していいます。特にA銀行では、全機関の平均が2、7パーセントとなっているものの、初期の優遇策が大きいため、総額でみると、最も支払い額が少なくなるという優遇策を受けられるようになっているので、段階金利を採用する場合、全期間の平均金利だけではなく、総額で比較することも大切です。

▼表18 『段階金利』の各銀行比較

住宅の新築・新築住宅の購入(借入金2,000万円、35年返済、元利均等返済)